WSBR(ワールドソーラーバイシクルレース) in 秋田 2024 【参戦21年目】

ソーラーカー、ソーラーボートレース

芝浦工大ソーラーカーチーム時代の仲間とほぼ個人レベルで「チームすてぃ~う゛んすん」を結成して、毎年、秋田県大潟村のソーラーバイシクルレースで活躍(?)しています。

参戦18年目(2021年)までの記録はこちら

30周年大会

2024年8月9日(金) 車検
     10日(土) 9:10~ 本戦(ソーラーカーと混走)

今年は30周年記念大会ということもあってか、エントリーが昨年の3台から7台(実際に出走したのは6台)に増えました!!
ちなみに、ソーラーカーの方は昨年、30周年でした。

今年は久々にカテゴリS(漕がないクラス)にエントリーです。
理由は、、

・漕ぐのがしんどくなった(笑)

・今の車両では、制限時間内での完走(4周=100kmを4時間以内)は無理という結論に至った。
 ちなみに、マウンテンバイクベースのスティーヴ3号では余裕で完走できてました。
 足漕ぎを直接タイヤに伝えずあえて発電に使ってるのと、三輪というのが不利なんでしょう。

・愛知総合工科高校専攻科さんが、バイシクルを卒業してカーに移ると聞いていたので、Sへのエントリーがいなくなる恐れがあった(Bは元々参加者が少なかったので最悪、BはなくなってもSは存続させたい)。

エネループプロ 72本で走ります!

今年の車両の変更点は、

①下側カウルの翌形状を変更

当車両のカウル形状は、NACA00番台の翼型の先端から40%までの部分を使用しており、下側についてはタイヤとの干渉を避けるために、翼断面の長さに対して厚さが120%(長さより厚さの方が大きい)という普通はあり得ない形状になっていました。(NACA番号ルールも100%未満しか想定していなく表現できない(笑) )

実は、前輪のキャスタートレールを変更(フォークを前後逆に)したため、カウルを設計したときより、前輪が後方にある状態になっており、翼断面の長さ方向を延ばす余裕が10cmくらいありました。

そこで、再検討してみると、NACA0071(厚さが長さの71%)が採用出来ることがわかりました。
そこそこ空力が改善できそうです。

骨格と上側の板はそのまま利用して、形状を改修。
ちなみに、カウル製作の場所利用、兼、ソーラーバイシクルの紹介のために、「のわ」のシェアスペース205で作業をさせて頂きました。
写真を撮ってる余裕が無くてすみません。。

②バッテリをエネループプロ(ニッケル水素 単三電池)72本に変更

単純にカテゴリS仕様に戻すだけではつまらないので、何かやってみよう!ということで。
エネループ40本で鈴鹿サーキットを走るレースKV-40があるのだから、イケるでしょう!

レギュレーションでニッケル水素は2.2kgまで、エネループプロは1本30gなので、4並列×18直=72本に。本当は、公称電圧が24Vとなる20直にしたかったけど、重量の関係で18直の21.6V。

課題は、電池BOXをどうするか?
=>3Dプリンタで作りました。ただ、プリンタの都合でPLAという材料で作ったので、60℃くらいになると軟化してきます。なので、日中は、車内に放置は厳禁!!
あと、電極接点も難しかったのですが、色々考えてこんな感じに。

・・・写真撮り忘れました。スミマセンm(__)m

今年は運搬車両も新車に

ミニキャブミーブ(10.5kWh)から、新型のミニキャブEVに乗り換えました!
ボディは同じですが、バッテリ容量が約2倍の20kWhになり、乗り心地も改善され、かなり快適に。

そして、今年こそは新潟~秋田のフェリーに乗れました\(^o^)/

大会当日

過去最高じゃないかと思うくらい、ずっと晴れてました。

バッテリの消費電流も予定より少ないのと、電圧が低くて速度が出ないことで、基本、全開プッシュ。

が、3周目くらいから電圧が落ちてきた。。。
あれっ?容量的にはまだ半分くらいはあるはずだけど・・・?
アクセルを戻すと電圧が復活するので、内部抵抗が大きい電池から比較的大きい電流を取り出すとこんな感じになるなぁ、やっぱり単三電池だからダメなのか??
とか思いつつも、それ以外には問題なく、晴天のソーラーパワーに助けられ、無事4周を走破してゴール。

後でM氏から聞いたところによると、エネループ(単三電池)は内部抵抗が大きくてKV-40でも苦労しているとのこと。
やっぱり、そうなんですね!
エネループプロは内部抵抗の小ささがウリなんだけど、あくまでも単三電池の中では、ということみたい。

来年は鉛に戻します(^▽^;)

あと、走行していて、バッテリ重量が6→2.2kgになって車両が軽くなったのが実感できました。
が、matuさんはそうでもなかったらしい。
あ、そうか。matuさんはライダーの最低体重である70kg以下だから、5kg以上バラストを積んだから、バッテリの分を引いても去年より重くなってるのか。。。(カテゴリBは最低体重の規定がないので)

カウルについては、思った以上の効果が感じられました。
この車体にしては、かなり空力が良いのでは、と思います。

まっとうに競技が行われた大会では初めての優勝!!

カテゴリSは、M親子との一騎打ち。途中でストップされていたので、なんと、競う相手がいる中で、初めてのクラス優勝&グランドチャンピオン!!

賞品は、メロン(1玉)とパンプキンパイと米(15kg)。
無洗米派のmatuさん一家にメロンを譲り、米を全部頂いてきました。
この直後からコメ不足の状況になるとは、まったく想像していなかった。
実は、メロンより価値があったかも?

<タイムチャレンジ> +2:47(申告タイム1:11:00) 4位/6台
<5時間耐久> 4周 4:54:37 総合:1位/2台(カテゴリSオープンクラス:1位/2台)

       ライダー: matuよっし~、matu、よっし~

コメント

タイトルとURLをコピーしました